チャートの見方 |
株を買うとき,自分の買おうとしている銘柄が過去にどのような動きをしていたのか、現在は高値なのか、それとも安値なのか、今上がり調子なのか、下がっているのか気になりますよね。それを判断するのにチャートを使います。チャートはyahooファイナンス,infoseekマネーや証券会社のホームページで無料で確認できます。また週末には週間ゴールデンチャート、週間チャートブックなど本屋で購入することも出来ます。四季報では約5年の株価が確認できます。
他にもチャートの種類はたくさんありますが、ここでは基本中の基本チャートについて解説していきます。 |
これがチャートです
↓
YAHOOファイナンス NTT 2005.6.15のチャート抜粋
1、ローソク足
上記は6ヶ月間の日本電信電話(株)<9432.t>のチャートです。この6ヶ月間で420,000から480,000前後で株価が推移していることがわかります。白や青の四角い線のことをローソク足と言います。このチャートは一日毎の株価の推移を表しています。そのため日足と言います。もっと長期のチャートを見ると、週単位、月単位で表したものもあります。それぞれ週足、月足といいます。このローソク足はそれぞれの取引の始値、高値、安値、終値を示しています。白線は値上がりを示す陽線、黒い線は値下がりを示す陰線と呼ばれます。
高値 |
|
高値 |
|
終値 |
始値 |
始値 |
終値 |
安値 |
安値 |
あくまでも目安ですが、一般的にそれぞれの陽線、陰線は上記の特徴を持つことが多いとされます。
2.平均線
チャートの中に赤い線と緑の線がありますね。それぞれ株価の当日までの株価の終値の25日平均線と75日平均線になります。2005年の3月上旬に緑の線(長い日にちの平均線)を赤い線(短い日にちの平均線)が上向きに抜いています。この状態をゴールデンクロスと言います。ゴールデンクロスを出すとその後株価が上がる傾向があります。逆に2005年1月中旬、5月初旬に赤い線が下向きに緑の線を抜いています。この状態をデッドクロスと言います。これが出た後には株価が下がる傾向があります。このチャートでは見事にその傾向が出ています。株価の動きが激しい銘柄では5日平均線と25日平均線で同じように見ると、より顕著に傾向が見えるかもしれません。色はそれぞれのチャートで若干異なります。
3.出来高
下の青い線は出来高を示しており、取引の勢いを示しています。出来高を伴って株価が上昇するときはその企業に勢いがあり、好材料等が出たときに買いを集めたものだと考えられます。その反対も然りで、悪材料に引きずられ売られたと考えられます。出来高が低い銘柄は、あまり株価の変動が望めません。
|